見えている現象が正しいか?

風邪の季節ですね。

電車に乗っていると、
マスク姿の人を
多く見かけるようになりました。

かくいう私も、鼻水や、咳が出ないものの
少し熱っぽかったり、頭が痛かったりするので、
風邪の前兆なのかもしれません。

自分的に不思議なのは、今回

「忙しいときに、風邪を引いた」

ことであります。

どうして不思議かといいますと、
いつもはだいたい「暇なとき」に
風邪を引くのが常でして。

たとえば、忙しさから解放されて、
ホッとしたときなんかに、よく引きます。

気のゆるみが風を呼んでくる
・・・そんなイメージです。

昔、レギュラー番組をもって
テレビの司会をしてた
タモリさんやみのもんたさんは、

風邪を引いたことがないと
聴いたことがあります。

毎日、緊張感を持っていると
体が強くなるんだと、
妙に納得したものです。

ところが、

ある時、知り合いのお医者さんにその話をしたら、

「そうとは言い切れない」

といわれまして。

風邪もインフルエンザも、
みんな「感染」はしているものだと。

でも、感染した人がみんな
「発症」するかどうかは
わからないのだとか。

つまり、

風邪のウィルスに感染していても、
風邪の症状は出ないときがあるというのです。

(なるほど・・・)

そこで、

「忙しいと風邪を引きにくい」

ということについて2つの見方が出来ると。

一つは、先ほど私が言ったように
緊張感をもって日々仕事をしていると、

気力が上がり、免疫力が増し、
風にかかりにくくなるという考え方。

もう一つは、

風邪の菌が活動できないくらい
体の免疫力がおちてしまっていて、

風邪にはかかっているけれど、
症状が出ることすらできないという考え方。

一般的には、

「疲れると体の免疫力が落ちて、病気になりやすい」

と考えがちですが、
そのさらに上をいく疲れ方をすると、

風邪のウィルスら動けなく
なってしまうというのです。

・・・何とも恐ろしいですね(汗)。

なので、

風邪の症状が表に見えないからと言って、
それがいいことであるとは
いいけれないというのです。

先生曰く、

「風邪を引けるくらい元気」

なのだとか(笑)。

私自身、忙しくしていると確かに
体調を崩すことが少ないと感じていて
いいなと思っていたのですが、

単純にそうとは言い切れない
ということですね。

・・・

物事はいろんな見方ができます。

天動説から地動説への移り変わりと同様に、
私たち人間の歴史は、いまの科学で正しく見えるもを
覆すことで発展してきたものであります。

人の心理には、
最初に接した情報を信じやすく
(初頭効果)、

信じたものに引きずられやすい
(アンカリング効果)があるので、

自分が今持っている常識を
他のものに書き換えるということを
脳は嫌います。

正しいかどうかにかかわらず、
いま信じているものに不都合がなければ、
自分の考えを変えたくないと思うわけです。

そんな人が自分とは違う意見の人に出ってしまうと、

「なぜこの人は間違ったことを信じているのだろう?」

と自分基準で判断し、
人の意見は聴けなくなってしまいます。

でもそれは、

「信じているものが違うだけ」

だったりします。

話を聴く良さというのは、
単に話を聴いてあげる、という上から目線ではなく、

聴くことで自分の内面の幅を広げられる
というメリットも大きいですね。

「自分とは違うからこそ面白い!」

それが自己肯定&他者肯定が
両立された世界であります。

人は自分と違うほど面白い!

・・・

忙しいときに風邪を引いた私は、
喜ぶべきか?悲しむべきか?

悩みどころであります(笑)

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