きのう某テレビ局の
番組制作会社に行っていました。
テレビで、
芸能人と記憶の達人の神経衰弱対決の企画
があり、
記憶の達人としてテレビに出ることになった
・・・のではなくて(笑)、
どんな勝負にすると面白くなるか
研究するために記憶力の専門家に
来て欲しいと言う依頼でした。
正直いいまして、
記憶法を使ってトランプを
おぼえた経験はないですし、
神経衰弱に記憶を使ったこともありません。
というか、
41歳になって神経衰弱をやる場面、
あまりないですよね(笑)
電話をしながら一瞬、
断ろうかと思ったのですが、
トランプの記憶はやったことがないことを
正直に伝えた上で、
それでもよいということでしたので
「では、一日で準備して伺います」
と言って受けることにしました。
(こう言いきらないとスイッチ入らないですから)
初めてやることなので
楽な気持ちなわけでもないのですが、
その時の私の心情はどうだったかというと、
・失敗しても死にはしない
・1%でもプラスにできたらよしとしよう
と言う精神でありました。
いままでの経験から、
そういう精神でやれば
やろうとしなかったときよりも
1歩でも2歩でも確実に前進できる事を知っています。
日程は2日後ということで時間がないので
翌日、
この年になってはじめて真剣に丸一日
神経衰弱と向かい合いました(笑)。
結果、
さすがに素人相手に負けたら
シャレにならないプレッシャーを感じつつ
普通の真剣衰弱は圧勝し、
はじめてやるアレンジされたルールの
真剣衰弱では苦戦しつつも
勝ってほっとしています。
もともと真剣衰弱そのものが目的ではなかったので
勝敗はどっちでもよかったことではありますが、
依頼元の研究のお手伝いもできました。
初めてのことや苦手なことすべてに
チャレンジする必要などありません。
でも、
やろうとして目を向ければ
100%出来なくても1%でも2%でも前に進めるのに、
自信がないからといってやめてしまった
一生0%のままです。
0%のままの自分を見てさらに
自信を落としてしまうことはないでしょうか?
・・・
いまだから言えますが、
やることを決めた翌日の朝、
真剣衰弱好きの小4の娘と勝負をしたら
全敗でした。
専門家としていくのですから、
真っ青です(汗)
たった1日でどこまでできるか???
それが、
当日の朝に再勝負をしたときには
イメージ記憶をしっかり使った方法で勝負して
3勝1敗になりました。
この結果をよいと見るか悪いと見るかは人それぞれでしょう。
「足りない」
「不十分だ」
「かっこわるい」
といわれればそれまでです。
なにせ「専門家」ですからね。
でも私の感覚はさきほどの通り
・たとえ100%出来なくてもやらなかたっときよりは前進している。
・失敗しても死にはしない
・1でもプラスにできたらよしとしよう
出来ないほうではなく、出来たほうに目を向けると
自分への信頼も増すしだけでなく実力もあがっていきます。
逆にいえば
1できたこと(99できていないこと)を
よしと思えなければ、
一生実力は上がりません。
出来るようになるためには、
出来ない自分をまずちゃんと受け入れることが大切です。
私は、
神経衰弱のプロではありませんが、
苦しいこと、困難なことと上手につきあう
脳と心の使い方のプロ
でいたいのであります。
そういう面で今回、
自分の期待は裏切らなかったように思います。
なかなか楽しい経験でした。
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9月12~13日(土日)。
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東京は、
10月3~4日(土日)になります。
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