いつもありがとうございます。
花見といえば街路樹の桜の木を一人で立って
眺めるだけで満足する、岩松正史です。
今週から新学期ということで、
ご自身や家族の変化があり、
楽しみとドキドキを感じている方も
いるのではないでしょうか。
以前、この時期になると毎年
100人を超える病院の新入職員さん向けに
メンタルケアの集合研修をしていました。
新卒の社会人もいれば、
中途採用で4月から職場が変わる
ちょっと年上の方もいましたね。
その施設では4月のあと
7月にも同じ人向けの
フォロー研修をしていました。
そこで3か月後の変化を
すごく感じたものです。
4月には年齢にかかわらず
どこか初々しさ感じるのですが、
7月に再度お会いしたときには
全く雰囲気変わっています。
落ち着きが出てくると同時に
人によっては疲弊感、
疲労感が漂ってきます。
3か月過ぎると、
当初は新しい環境に慣れることに
精一杯で緊張していたのが終わり
体の疲れが出たり、
新たな不安や心配が出てくるのでしょう。
うまく適応できている人もいれば
元気がない人が増えてくるのが3か月後。
飛行機で例えるなら、
上手く離陸でき、
安定飛行に入れたかどうか?
だいたいわかるのが
3か月目です。
・・・
話が変わりますが、
今これを書きながら
思い出した話があります。
以前、家族を自死で
亡くした方から聞いた話です
家族が亡くなった直後は
いろいろな知人が心配してくれて
「困ったことあったら言ってね」
とか声をかけて来て
くれたのだそうです。
でもその時は、
自分のことで精いっぱいで
声をかけられてもありがたみを
感じる余裕すらなかったとか。
むしろ自分が大変な時期に
みんなから同じことを言われるので
そういう親切がうっとうしくさえ
感じたのだそうです。
ところが3か月くらい経ち、
バタバタが終わった頃には
あんなにも心配と言っていた人たちからは、
何の連絡も来ない。
寂しさを感じる「余裕が出来た」時には
もう誰も声を心配の声をかけてくれず、
心がぽつんとひとりぼっちに
なってしまったのだそうです。
先ほどの話と合わせて
いまその話を思い出しまして。
3か月あとって意外と大事かも
と思ったのでありました。
変化があった人には3か月後
様子を聴くために声かけを
みてもいいかもしれません。
いかがでしょうか?
この4月に身近に生活の変化がある
お知り合いはいますか?
よかったら、忘れないようにいまから
3か月後の7月くらいに
「声をかける日付」
をいまからカレンダーに
入れておきませんか???
あなたからのその一言に
救われる人がいるかもしれません。
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