いつもありがとうございます。
風邪をひいても薬は飲まない、岩松正史です。
ひさしぶりに風邪気味、
くしゃみがでるのでマスクしてでかけた。
通勤の電車のなかでなんどもくしゃみがでる。
まわりに広げないために、
隙間ができだけないよう、なんどもマスクなおした。
東京駅で降りた。
ホームからコンコースにむかう階段を降りると、
そこには通勤のビジネスマン、
ビジネスウーマンたくさんいた。
そしてあることに気がついた。
「きょうはマスクしている人が多い」。
顔をマスクでおおっている
男女の姿が目についた。
自分が体調不良なのか?
それとも予防なのか?わからないが、
こんなにもマスクしている人が多いことに驚いた。
でも、
つぎの瞬間これはたぶんマスクしている
人が多いのではなくて私が勝手に、
マスクしている人が
「多い気がしているだけ」
かもと思った。
・・・
人間の脳は自分が興味をもっている情報を
よくキャッチする。
逆にいうと興味がない情報は、
目の前にあっても気づくことができない。
私は今日マスクに「興味」をもっている。
だから、
マスクをしている人の数は
きのうと変わらないのに興味のアンテナに
引っかかりやすくなっただけなのだ、きっと。
ラジオの電波はいつでも目の前にある。
でも、
受信機のチューニングがその周波数に
あったときだけ聞こえるのと同じように、
たまたまマスクにチューニングがあっているだけなのだ。
そのことに気づいた瞬間、
傾聴も同じだと思った。
人は自分の興味に沿って人の話を聴くクセがある。
せっかく相手が「大切な気持ち」を切実に話していても
聴き手の方に気持ち興味がなければ
気持ちを聴きとることはできない。
価値がない言葉として
なにごともなかったかのように
耳の右から左にスルーされる。
興味をもてていない話は、
耳に入っても脳には届かない。
だから傾聴の練習をするなら、
ただあいづちやくり返す形の練習をしても
なんの意味もない。
「気持への興味の持ち方」を練習しないと
大切なものは何も聴こえてこない。
気持ちに興味をもちそれが聴こえてくれば、
自然と人は聴こえてきた気持ちに関わりたくなる。
スキルの問題ではなく自分の興味の問題。
興味がないただのスキルは何の役にも立たない。
自分がマスクをしたら、
マスクをしている他の人のことに気づきやすくなる。
これと同じ原則に従うなら
人の気持ちに興味をもって聴きたい人は、
ただ、自分の気持ちに興味をもって聴いていれば、
自然と人の気持ちも傾聴出来るようになる。
単純な原理。
傾聴上手になりたいなら、
いつも自分の気持ちに興味をもっていればいい。
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<<編集後記>>
きのうは毎月恒例の傾聴ボランティアの日でした。
傾聴の訓練をおえた新しいメンバーも加え
特別養護老人ホームさんに行ってきました。
そことは別に通っているボランティア先の
独り暮らしをしている高齢者施設の方とは、
認知症の度合いが異なるので、
関わり方がかなり変わります。
色々な場面での傾聴の練習になって
とてもためになります。
特養さんは通い始めて半年、
だいぶ慣れてきました。
たかが聴くこと、されど聴くこと。
傾聴は奥深いので、人生を通してできる
趣味として最適です。
(しかもお金がかかりません!(笑))
今日もいい一日をお過ごしください!
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