「親切」と「おせっかい」のちがい

いつもありがとうございます

インスタントコーヒーに25年ぶりにはまっている、岩松正史です。

朝、10時5分。

行きつけのコンビニでホットコーヒーを買った。
購入した後、顔見知りの店員さんが話しかけてきた。

「来年までキャンペーンで朝10時までだと、20円安くなりますよ。」

その言葉を聞いて微妙な気持ちになった。
おそらく店員さんはこういう意図で教えてくれたのだろう。

「次回買うときはちょっと早く来たらお安く買えるのでお得ですよ。」

と。

でも私にはその意図もわかりつつ、
こういうニュアンスの方が強く聞こえてしまった。

「今日あなたは5分遅かったので損をしてますよ。」

・・・

親切とお節介の違いは何でしょうか?

私は思います。

親切とお節介の違い、それは・・・

「ない」

と。

どちらもよかれと思ってしているのです。

よかれと思ったことのうちどちらが
親切でどちらがおせっかいかを
区別することなどできません。

親切がお節介かのちがいは、
した人ではなく「された人」の
受け止め方によって変わるのです。

された人が喜べば親切。

された人が迷惑だと思えばおせっかい。

ただそれだけ。

だから、やってみないとわかりません。

・・・

では親切とお節介をどのように
使い分けすればよいのでしょうか?

答えは簡単です。

してみて「NO」といわれたらやめる。

親切とおせっかいの使いわけはする前ではなく
した後の対応を変えるしかないのです。

これは、あたり前のように見えて
けっこう大変なことでもあります。

なぜなら本人が「NO」といわないと
おせっかいは永遠につづくことを意味しているのですから。

おせっかいが止まるかどうかは、
する側のではなくされる側の
コミュニケーション能力にかかっているのです。

する側の人は相手が「NO」と言ってきたら
そのときはもうやめてそれ以上
続けようとするとしないことです。

NOといわれているのにやろうとするなら
それは相手のためではなく、
自分の欲を満たしたいだけです。
(承認欲求/有用感)

おせっかいをする人は
親切としか思っていません。

イヤなら自分が納得できる
言いかたでちゃんとNOを伝えましょう。

イヤといわれたら深追いしないでとりさげましょう。

このシンプルなコミュニケーションが出来れば、
おせっかい問題は解決です。

相手を変えることはできません。

自分の問題を解決していきましょう。

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<<編集後記>>

きのうは東京純心大学の看護師であり教授の
山本君子先生に協力しておこなっている
病院ボランティア研究にさんかしてきました。

私はきのうが最終日でしたが、
月末まで協会のメンバーが入れ替わりで
入院患者さんにお話を聴きに行きます。

医療現場にも傾聴が
浸透していくといいですね。

きょうは、秋に認定講師になった
みなさんをチェックするプレセミナーの開催です。

15年前、私がはじめた傾聴1日講座を
自分も伝えたいといってくれる方が
30人になりました。

感慨深いものがあります。

楽しみです。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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