なにかもっと深い意味がありそうな傾聴

いつもありがとうございます。

右往左往が趣味の岩松正史です。

ここ5年ほどで急速に傾聴への
認知度があがるにしたがい、
わたしの中にある課題は、
「傾聴」と言う言葉の定義を
どのように変えていくのかになっています。

一般的に傾聴とは
「人の話をよく聞くこと」
と思われがちです。

それも間違いではないですが、
でもそれは傾聴は傾聴の全体像なんかの
ほんの一部にすぎません。

人の話を聴くだけというせまい定義でなく、
もっと広く傾聴の全体像がりたいされたときに
社会に本当の傾聴ができる人が
増えていくはずだと思っています。

では広い傾聴とは何でしょうか?

それは、

自分でも他人でもどちらでも構わないので

とにかく

「その人が感じている感覚とその人の感覚から生まれる意味あいを感じとろうとする関わり」

これらはすべて傾聴です。

そのように理解できた人は、
ヨガ、瞑想、マインドフルネスなどにも
傾聴が含まれていることが容易にわかるでしょう。

もちろん、傾聴の一部として
人の話を聴くというのもあります。

でも人の話を聴いているときに
自分が感じている感覚にも意識を向けられなければ、
本当の傾聴にはなりません。

傾聴を

「誰かに提供する行為(サービス)」
「会話の中から原因、理由、状況理解するためのもの」

ととらえているうちは、
たいした傾聴にはなりません。

知的に頭で理解するのではなく、
聴く行為はあくまで「感じとる」ための
手段にすぎないのです。

相手が感じていることだけでなく、
そのとき自分が感じていることも理解することで、
感じ取ったものをやりとりができるようになります。

それを

「相手を理解する」とか「分かりあう」といいます。

人をちゃんと理解するには、
発せられた(られない)言葉や態度から
言葉の内容を理解するのではなく、

その言葉を発したくなっている
その人が感じている感覚を理解する
聴き方をすることです。

傾聴は自分や相手の感覚のわかりっこです。

そのことが上手く社会に浸透出来たとき、
本当の傾聴上手が日本中にあふれることでしょう。

いまは傾聴が誤解されたまま
独り歩きしている気がします。

・・・そうはいっても、

一度、信じられた誤解を解くことは容易ではありません。

私がいましたような話はまだまだ
通じにくいと思うので、
せめてこの記事を読んだ方には、

「傾聴というのは、ただ話を聴くだけよりももっと深い意味があるんだなぁ」

ということだけで結構です。

頭の片隅にちょっととどめておいて
いただけるとありがたいです。

そうすればきっと、
あなたに本物の傾聴が必要になったタイミングで、
深い傾聴に気づけるチャンスがくるでしょう。

本当の傾聴は聞く人にストレスを与えるものではなく、
聴いている人の気持ちを楽にしてくれます。

そうでなければ、私は15年間も
傾聴を続けることもできなかったでしょうし、
ストレスがかかるだけなら人に
おススメすることもできません。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
「聴くことで」楽になった経験はありますか?

本当に傾聴できる人と場が
日本中に広がることを願います。

<お知らせ>

すれ違わないためだけでなく
すれ違ってもやり直しがきく
コミュニケーションスキルについては
傾聴1日講座で知るとこが出来ます。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

<<編集後記>>

きのうは傾聴1日講座の講師の方々を
対象にした勉強会を開催しました。

傾聴講座の講師というのは
谷やっている記憶術ん講座などとはちょっと違います。

ただ説明やワークをするだけではだめで
講座の中全体にリアルに
「傾聴されている感覚」をもっているように
進められなければちゃんと伝わらない
という繊細なものです。

(話をまったく聴かない傾聴講師の講義は受けたくないでしょう)

私が作ったそんなめんどくさい物の
(<自分で行ってどうする!)
講師になろうと思ってくれた方が
現在33名もいるのですからありがたい限りです。

きのうもみなさんしっかり
準備をしてきてくれました。

わたしひとりでは何もできないので、
33名の仲間と一緒に来年はさらに
聴く人が楽に聴ける傾聴を
日本中に蔓延させていきたいと思います!(笑)

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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