オブザーバーのフィードバックの有効活用する

いつもありがとうございます。
ウインドショッピングにならなかった、岩松正史です。

効果的な傾聴練習伝え方3つの基本

1.目的をしっかり決める
2.課題を1つ明確にする
3.オブザーバーのフィードバックの有効活用する

今回は、前回の続き「3.オブザーバーのフィードバックの有効活用する」です。

↓前々回「1.目的をしっかり決める」
[blogcard url=”https://bit.ly/3kLsmLP”]

↓前回「2.課題を1つ明確にする」
[blogcard url=”https://bit.ly/36RnsrJ”]

・・・

傾聴の練習をするとき、
2人しかいないのであれば
お互い話し役と聴き役きやるしかありません。

その場合は仕方がないのですが、
もし3人以上で練習するなら、
最も大切な役割になるのが

話しても聴いてもいない
「オブザーバー」の役割です。

オブザーバーからのフィードバックの質により
傾聴の練習が意味あるものになるか、
どうかがきまります。

話し手からのフィードバックより
オブザーバーのフィードバックの方が
何倍も重要なのです。

その理由についてはまた後ほど説明します。

オブザーバーを外からただ観察しているだけの
傍観者のように勘違いしている人が多いようです。

それは大間違いです。

いうなればオブザーバーは
事前に聴き手が設定した課題の振り返りを
意味あるものに変えるための

「聴き手に対するカウンセラー」役なのです。

・課題に対してできたところは何か?
・次の課題は何か?

それらを明らかにし次回への意欲を持ってもらえるよう
導くファシリテーターとしての役割も果たします。

いままさにロールプレイを終えたばかりの
聴き手役の人だった人は様々
出来なかった思いを抱えています。

まさに不一致の状態にあるクライエントと同じです。

その聴き手役を支え、気づきを持ち帰ってもらうまで
支援するのがオブザーバーの役割です。

私が師匠から傾聴を習っていた頃、
このオブザーバー役をやるのが
最も緊張してやりたくない役割でした。

でも、

オブザーブの練習をしっかりとしたことで
目の前にいる話し手と聴き手
両者の思いを受け止めながら
両方を支えていくスキルが身につきました。

オブザーバーは、

・「私も身に覚えがある話題で」と話の内容に引きずりこまれたりはしない

・「私より上手です」などただ聴き手を褒めるだけでもない

・「あそこはダメだったと思います」とただできなかったについて感想を言うわけでもない
・「あのときこうしたほうがよかった」と戻れない過去を指摘しするだけでもない

のです。

まず、

オブザーバー次のように進めます。

・まず事前に設定した課題についてどのように取り組めたかを確認する

・その話を共感しながら、聴き手役だった人の感覚とズレなく受け取っていく

・できたところはどのようにできたのか、できなかったところは何ができなくさせたのか行動ではなくその時動いていた心の動きを中心に確認をとる

・本人が「できた」という認識と、オブザーバー自身も同じで理解であれば、できたことを明確に支持する

・本人は「できた」と言うけれどもオブザーバーとしてはできていなかったと思うのであれば、それをどのような形で本人の課題として渡すか考え指摘や誘導にならないようやりとりをする

・本人が「できなかった」と思っているところについては、何がどうできなかったのかそして何ができなくさせたのか出来なかった思いに共感しながら今後どうしていくかを確認する

・改善するためにはできそうな事はあるか?それはほんとに現実的なのか?口先だけではわからないその人の根っこの課題(主訴)に関わっていく

・本人がその課題について次回どのように取り組むのかが明らかになったら、最後に一言外から見ていて気づいたその人の良いところを具体的に1つ挙げて伝え支える

もしちゃんとした講師がいるならば
進行は講師が進めていくことになります。

しかしフィードバックする内容は
講師のそれと違いはありません。

講師がいないのであれば
オブザーバーがファシリテーターの役も担います。

ここまで読んだらロールプレイで
オブザーバー役をするのが
ちょっと怖くなってきませんか? (笑)

3人以上でロールプレイをする場合
最も傾聴力が鍛えられるのは
間違いなくオブザーバーです。

オブザーバーはいい加減にやろうと思えば
いくらでもできてしまいます。

しかし

同じ時間、同じ内容で勉強するのであれば、
最も傾聴の練習になるのはオブザーバーですから
真剣にやってみるのがおすすめです。

話し手だった人があまり
フィードバックに参加しない方がいい理由と、
話し手がやるべきことについては

次回お話しすることにしましょう。

<お知らせ>
自分を知り人を知ることができる
傾聴1日講座
http://bit.ly/2gDTlve

<<編集後記>>

欲しいものがありまして。

近所のホームセンターにいったのですが
売っておらず仕方なく普段行かない遠くの
ホームセンターまで足を伸ばしました。

そのホームセンターは2階にありまして。

1階が大型スーパーになっていました。

ホームセンターで目当てのものを買った後、
やはり普段は行かない1階のスーパーを
のぞいてみました。

私、スーパーをウィンドショッピング
するのが大好きでして。

以前、沖縄に行ったときも海よりも
地元の方にスーパーを見ている方が
楽しいくくらいでして(笑)。

2時間も、3時間もいれそうな感じでした。

むかしの話になりますが、
高校時代は2年間西友で
アルバイトをしていました。

鮮魚、生肉、日配・・・

一番長く担当したのがお惣菜売り場でした。

最初の就職先もコンビニですから同じ小売業。

新しいものやたくさんの品ぞろえを見ると
うれしくなってしまう性分です。

先ほど「ウィンドショッピング」と書きました。

でも実際にはいつも行くスーパーにはないものが
目についてしまい結局
2000円分くらい買ってしまいまして。

ウィンドショッピングになりませんでした(汗)

在宅ワークが増えて生活が固定されがちですから
たまにこうしていつもとちがう
ところに行くのは刺激があっていいですね。

東京地方は晴れ。

今日から傾聴サポーター養成講座です。

はりきってまいりましょう!

今日もいい1日をお過ごしください!





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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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