傾聴体験会(毎月開催)
https://bit.ly/340LrDl
いつもありがとうございます。
ひさしぶりのデートにワクワクしている、岩松正史です。
前回まで、カウンセリングにおけるクライアント自身による
セルフカウンセリング(本当のカウンセリング)までの流れ1~7をご紹介しました。
▼前回の記事「カウンセリングの流れ3:カウンセリングの一つの終わり方」
http://bit.ly/35SzSA7
今回は傾聴ベースのカウンセリングの意味と
クロージンングの例をご紹介します。
・・・
このようなカウンセリングの流れがいいか
これ以上説明するつもりもないし
議論するつもりはありません。
あなたが感覚的にこのようなカウンセリングの流れに
魅力を感じるなら傾聴を学ぶことで
次第に近づいていくことでしょう。
でも納得いかなくてもっと説明が必要だと感じるなら、
いまは傾聴中心のカウンセリングを
目指す時期ではないのかもしれません。
「なんとなくいいような気がする」
そういう「なんとなく」の感覚にしたがってみるといいでしょう。
・・・
傾聴のいわゆる「一致」をベースとしたカウンセリングの基本は
人間の中にある自分を生かそうとする命の働きを
どれほど信頼しているかによります。
私はまだまだ勉強中の身ですが、それでもここ16年で
自分の中にある命の働きを信頼しはじめ、
変に役に立とうとか、解決に向かわせようとかいう欲が
ようやくなくなりました。
精いっぱい自分のお役目は果たしつつ、
その結果がよくても悪くても自分のせいにも
人のせいにもしないしなくなりました。
自分は役になどたっていないという
「ゆるぎない自信」が持てるようになりました。
そして当然、役に等経たなくても自部の価値は変わらない、
確信を持つようになりました。
「役に立つのはいいこと。役に立たないのはダメなこと」
とういい悪い思考から離れ
「役に立っても立たなくても自分はなにもダメではない。十二分に価値がある」
という自己信頼をもつことが出来ています。
そして、
カウンセラー自身がどんな自分でも受容し
共感的に理解できるようになればなるほど、
カウンセリングがうまくいく体験をたくさん
クライアントさんから体験させてもらったことで、
私の中では疑いのない真実になっています。
・・・
カウンセリングは、クライアントが欲しがっている
モノを提供するサービスでもないし、
カウンセラーが自己犠牲をしてクライアントを
もりたてるものでもありません。
お互いが「自分」とつながって行くことで、
自分とつながった分だけ人とつながることが出来るのです。
そこに愉しみというか、醍醐味があります。
自分にも他人にも誰にでもある命の力を信じられれば
傾聴によるカウンセリングはきっといい方向に向かうでしょう。
自分に「気づいて」しまった人は放っておいても動き始めます。
いいえ、止めても動き始めます。
そこに躊躇があるならばそれは本当の気づきではないのです。
今回は、本当のカウンセリングがはじまったあとに、
私がクロージングまでどのように進めることが多いか
最後に一例をご紹介します。
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8.意味を確認し現実性を問う
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クライアントは何かに気づいたという。
聴き手はそれはどのような気付きなのか、
クライアントにとっての意味を確認しながら、
それが本当にクライアントの深い気付きであると同時に
クライアント自信を広義でも狭義でもいいので
楽にする現実的な気付きかどうかを吟味する。
簡単にできそうにないと思う部分や実効性に疑念があれば
「それがどうしてできる(必要)と思うのか?」
「ここは難しそうに感じるけどあなた的にはどうか?」
など聴き手の正直な感覚を押しつけずに
心配ごととしてやりとりしながら確認し
感覚の共有部分を増やしていく。
このとき聴き手が心配するのは実効性そのものよりも、
「それでクライアントが楽になりそうか?」、
クライアントが自分に無理な期待を「思考」していないか中心に心配する。
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9.支持する
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意味を確認し現実性についてクライアントの
心のエネルギーがしっかりと向かっている確認がとれたら、
自分が進もうとする方向について
再度慎重に「感覚を十分に伴ったイメージ」が見えているが確認をとる。
(感覚を伴ったイメージが見えていなければ本気で何も起こらない)
あとはクライアントの選択と方法を
「あなたにとって今それをやることが最善でありそうだ」
「試して見る価値がある」
「あくまでそれは行動してみたあとのあなた自身の受け止めの感覚を確認することに意味がある」
ことを伝えながら、全力で支持する。
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10.終了
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クライアントにスッキリした感覚があり、
クライアントとやりとりしならがカウンセラー自身にも
すっきりした「感覚」があれば面談を終了する。
「とりあえずやってみて」
「とりあえず頑張って」
「その方向で進めてみよう」
など、クライアントではなくカウンセラーの願望で伝えてはいけない。
あくまでカウンセラーはクライアントの選択を
充分に理解するにとどめる。
役に立った感、前に進んだ感が欲しいからといって
強引に前進させた風味にしてはいけない。
最後終了の一言は人それぞれ違う。
今回の感想をきき、次回の希望を聞くのか、そうではないのか?
カウンセラー自身の目的が叶う形で終了にする。
私(岩松)の場合は、以下のような終わり方が多い。
1.全体を通して感じているクライエントの苦労や悩みへの共感を伝える
2.自分が役に立っているかわからないことを(自信をもって)伝え、今日の面談の感想を率直に聴き受け止める
3.最後にもういちどこの面談で決まった(ことがあれば)その内容を復唱してもらう
4.面談を続ける意思確認(または継続が決まっている場合は次の日程)
5.終わり
<お知らせ>
自分を知り人を知ることができる
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<<編集後記>>
娘は大体リビングのソファーの上にいます。
私がリビングにいる時は結構娘の挙動を観察しておりして。
どこがどうとは説明しにくいですが、
視線の動きが気になったものですから、
唐突に「どうした、なにかあるのか?」と聞いたら
躊躇せず、
娘「来週、時間ある日ある?」
と尋ねられまして。
行きたいところがあるそうです。
「娘から行きたいところがあるといわれる=お金が出て行く」
を意味しますが(汗)、
聞いてみるとたしかにお金はかかるのですが
渋谷で開かれているイベントに行きたいとのことで。
入場料だすからひとりで行ってきたら?と聞いたら、
何かひとりだとめんどくさいことがあるようで。
一緒の方がいいというので
おそらく何かの罠と気付きつつ
喜んで罠にハマりに行くことにしたのでした。
来週が楽しみです。
今日もいい1日をお過ごしください!
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