組織で聴ける人を育てる際の落とし穴

▼BLOGの更新情報をLINEで受け取りたい方はこちら
https://bit.ly/3eyhhgM

───────────────────
◆オンライン傾聴体験会
・8月14日(土) 20:00
・8月17日(火) 10:00
・9月1日(水) 20:00
・9月7日(火) 10:00
・9月16日(木) 20:00
・9月23日(木祝) 20:00
https://bit.ly/340LrDl
───────────────────

いつもありがとうございます。
趣味は猫と昼寝、岩松正史です。

おかげさまで最近企業や組織の方から
傾聴本格的に自分の組織に導入したい
という話をよくいただきます。

昔では考えられないことなので
本当にありがたいことです。

組織内に傾聴できる人を育てようと思うと
どうしても直接の担当者(上司、接客担当など)に
研修をするという話になります。

実際にコミュニケーション研修を
組織内でやったことがある方はわかると思いますが、

その時の体験は意味があるものだとしても
なかなか成長するところまでつながっていかないのです。

傾聴の場合、つながっていかない
理由ははっきりしています。

傾聴された体験がない人が他の人に
傾聴しようと思ってもうまくできないのです。

聴こうとする人自身が傾聴のよさを
「体感的に」わかっていなければ聴き方に現実味がなくなります。

組織の中で聴ける人を本気で育てたいなら、
聴くことになる人たち心が聴かれる体験を
十分に積みながら練習を進める必要があります。

むかし、某電機メーカーの管理職向けに
傾聴の研修をやったときのことです。

一緒に食事を食べた参加者である
課長さんが私にいました。

「傾聴って大事ですよね。でも、私の話は誰が聴いてくれるんでしょうか・・・」

一番いいのはその課長さんの上司である
部長さんが話を聴いてあげることです。

ぜひ部長さんにも軽重を学んでいただきたいのですが、
現実的にはそれはなかなかムズカシイでしょう。

では、あきらめなければいけないか
というとそうでもありません。

他にもやり方はあります。

そこでお勧めしたいのが
「組織内で聴き合う場を作る」ことです。

聴き方の練習とは別にお互いが聴きあうことを
通常の業務の中に入れていってくみください。

リアルに聴かれる体験を積んでいかないと
いつまでたっても上手に聴けるようになりません。

ただ本音で話すとなると仕事の話だけでなく
プライベートな話も出てきたりしますので
そこはちゃんとした枠組み作りが事前に必要です。

形だけの練習でなくリアルな話をみんなで
聴きあう体験があってはじめて傾聴力は高まります。

安全な場の中で事業をされる体験、
共感される体験、つまり計上される体験を積む。

あるいはまだみんなまだ練習中ですから
うまく傾聴してもらえなかった体験、
をつむことも生きた傾聴のトレーニングになります。

ぜひ組織の中で聴ける人を育てたいなら
お互いに聴きあう時間をつくってください。

<お知らせ>

傾聴1日講座、毎月開催中!
https://bit.ly/3pC7ER0

<<編集後記>>

朝の散歩を終えて帰ってくると
すでに眠くなるので昼寝をしたりします(朝寝?)。

あと家のどこかに猫がいるので
探してはいつもからんでいきます。

どちらもたのしいので、
猫と昼寝が趣味です。

今日もいい1日をお過ごしください!

■ 傾聴

体験会
傾聴1日講座(基礎)
傾聴サポーター養成講座

<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社


logo1

PAGE TOP