先日、12月に発売した本(聴く力の強化書)の、
清算書が届きました。
半年間の販売実績と印税の確定をする書類です。
見た瞬間、
増刷された分までちゃんと販売が届いているのをみて
うれしかった・・・というより、ホッとしましたね。
今回の出版に関しては出版社さんに、
迷惑けけなかったことに、
妙な安心を感じています。
・・・
数年前、
別のところから出版のお話しを
いただいたことがあったのですが、
その時は即、断りました。
断った理由は、
「読む人に、伝えたいことを誤解されたらいやだ」
というものでした。
なにせ本は会話と違って、
伝えたいことと間違って伝わっても、
その場で訂正することもできないですし、
一生誤解されたままなんてこともありうるわけです。
それに、
私の思いは少し普通の人と違っていて、
「きっと思いは伝わらないだろう…」
という思いもありました。
でも、
いま思うとそれは思いあがりで、
当時はまだまだ伝えたい思いがまだまだあやふやで、
自信がなかっただけだったといまは思います。
ちゃんと伝わるように伝える自信もなかったんですね。
「誤解されるから断った」
のではなくて、
「自信がなかったから断った」
だけでした。
出版社さんから内容について
あれこれ言われるかもしれないのも怖かったのです。
(あいまいな)思いを指摘されるようで。
自分の思いを大切にしているようでいて、
実はあいまいなことを明にされるのが
怖かっただけなんですね。
もしあのとき、
自分の中に確固たるものがあれば、
誤解されようが反対されようが
気にならなかったでしょう。
その自信がありませんでした。
・・・
怒りが湧いたりムキになって言いたくなるときというのは、
相手に不満があるようでいて実は
自分が何かを怖がっているときではないでしょうか。
私は、そのことに気づいて以来、
「他人に理解されない」という表現は使わなくなりましたし、
そういう思うこと自体がずいぶんと減りました。
「自分がうまく説明できない」
あるいは
「まだ自分が説明できるほどちゃんと理解できていない」
と、思えるようになりました。
そうしたら、
ずいぶん気持ちが楽になりました。
よく「答えは自分の中にある」と言いますが、
不安も同じで自分の中にしかないものです。
同じ状況下でも不安を感じる人と
感じない人がいます。
他人が私に不安を与えることはできなくて、
不安はいつも、自分の中から湧きあがってくるだけです。
不安が湧きあがってきた時に、
その感情の責任を他人のせいにすると、
ますます不安が強くなります。
なぜなら、
相手はいつも自分が願うようには振る舞ってくれないからです。
自分の感情をコントロールするハンドルは、
いつも自分で握っておいた方が安心です。
不安を所有するポイントは2つです。
(1)他人のせいにしない
(2)自分の中にある悪い(と勝手に自分が思ってる)ものから目をそらさずに、しっかりと見つめる
この2つができると問題(と思っていること)
そのものがなくならなくても、
ずいぶんと気持ちは楽になるから不思議です。
よかったらやってみてください。
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