準備は先にできている

連休の最終日から

「傾聴講師トレーニング講座」

がはじまっています。

この講座は9年間私がつづけている

傾聴1日講座の内容をすべてお伝えしてしまうという

太っ腹(?)な講座なのですが、

講座では、傾聴の講師になる前段階として、

1日目には「講師」そのものに大切なことを

お伝えしています。

「講義業のはじめ方」

です。

これをお読みのあなたが講師でないとしたら、

自分が自力でお客さんを集めて開催する

講座の講師をやることになったとして、

いったい何から準備をはじめるでしょうか?

どんな講座の内容にしようと、

講座のプログラムを考える人も

いるかもしれませんし、

ホームページから作りはじめる人も

いるかもしれませんね。

これという一つの正解があるわけではないのですが、

私自身が必ず最初にやると決まっているのは、

「日にちと会場を決めること」

です。

日にちまでならまだしも、

会場も決めてしまうなんて!?

と、驚く方もいます。

でも、

日にちと場所の両方を一番最初に

決めるのがとても大切なポイントです。

この2つが決まると「やらなきゃ!」

と、脳にスイッチが入りどんどん前進しはじめます。

わかりやすいいい方だと「背水の陣」でしょうか(笑)

こういうと精神論のように聞こえるかもしれませんが、

脳のレベルから見ても、

日程と会場を決めてしまうのは正しいようです。

なぜか?

・・・

たとえばあなたが、

目の前の机の上に置いてある、

ボールペンを取ろうとしたとしましょう。

すると、

普通はこういう順番で取る行動を起こすと思いませんか?

1.ボールペンをとるために手を動かそうと思う(意思)

2.脳が手を動かす準備をはじめる(準備)

3.「手を動かせ!」と脳が指令を送る(指令)

4.実際に手が動いたと感じる(認知)

しかし、

脳の動きを測定うすると、

実際はこのような順番になっていないそうです。

どうかというと、

 ・
 ・
 ・

1.脳が手を動かす準備をはじめる(準備)

2.手を動かそうと思う(意思)

3.実際に手が動いたと感じる(認知)

4.「手を動かせ!」と脳が指令を送る(指令)

なんだかちょっと混乱しそうな話でありまますが、

要するに脳は、

「やろう」と思った時にはすでに準備ができていて、

「実際に動かしている」と確認する前にすでに、

その現象が“起きてしまった”かのように

とらえているのだそうです。

時間にすると、何かしようという意思を持つ

0.5~1秒前にはすでに脳は動いているのだとか。

脳は常に先読みなんですね。

何かやろうと思った時は、

脳はすでに準備できているのですから、

やらずに終わらせるのはもったいですね。

また、

認知(イメージ)が見えてから行動に移るということですから、

なにかはじめる時には、

一番最後の「いつどこで」という場面を明確にすることで、

脳はきっと「私はここで講座をやっている!」という

イメージがさらに鮮明となり、

そこに向かって様々な準備を進めてくれるはずです。

「見えたら動きたくなる」

(見えないと動けない)

というのが人間の性のようです。

さて、

きょう(明日)一日がおわったとき、

どういう状態であれば、

素晴らしい一日だったと思えるでしょうか?

先を見てから動いてみましょう。

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