聴き手は自分の何を受容、共感的に聴くといいか

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いつもありがとうございます。
ビニール袋は全部隠した、岩松正史です。

今回はロジャースのいう
一致、受容、共感の
受容、共感についてのお話です。

傾聴の最終目標は、傾聴されることにより、
話し手が、自分の心の声を
傾聴し始めることにあるとロジャーズは言います。

その時の傾聴における基本原則は、
「聴き手の態度が、話し手にそのまま反映されていく
というものです。

聴き手が、受容、共感的な態度で聴いていると
話し手は次第に自分に受容、共感的な態度で
自分の心を聴き始めます。

そのとき、聴き手が話し手に対して
受容共感的な態度をとるためには、
まず自分に対して受容、共感的に
接していなければできません。

その、聴き手自身による
自分への受容、共感的な態度のことを
「一致」といいました。
(C.ロジャーズ、B.ソーン)

ロジャーズの弟子で共同研究者の
ジェントリーはそこに付け加えて
こういいます。

「傾聴する際に、聴来てが自分に対して
 受容、共感的な態度を取りましょうと言うのは
 的外れではないが、物足りない」

「もっと正確に言うと自分全体に対して
 受容、共感的な態度を取るのではなく、
 自分の内側で今ここにある、
 なんとなく感じている曖昧な感覚
 フェルトセンスが何を訴えようとしているのに
 静かに耳を傾ける」

自分の内側の感じに受容、共感的であることが
話し手にとっても、聴き手にとっても
最も重要なのです。

聴き手が自分の内側にある
なんとなく感じているけれども
まだうまく勉強ができないそれ(a it)にとどまり
感じながらいる姿勢をとっていると、

話し手も自分の内側ににある感じに
意識を向け、自分の内側に向き合いはじめます。

自分に対して、ただ
「あなたはあなたのままで良い」とか、
「あなたはそう思ってるんだね」
と共感的な声かけをすることが
自分への傾聴でもないと言うのです。

それすらできない人が多いことを思えば、
曖昧な感覚にこそ受容、共感の態度で接するべき
というのは多くの人にとって難解かもしれません。

でも、
うまくいくカウンセリングは必ず
反しては自分の内側に触れていることを
ロジャーズやジェンドリンは証明してきました。

自分の内側のあいまいな感覚に触れ続けていれば
その人に本当に必要な何かが
自分の中から湧き上がってくるのです。

それを信じるかどうか、
信じられるだけ自分を知っているかどうか。

傾聴して話を聴くというのは
整理してあげたり、順序立てて
気づきを与えていることが全く違う
ことだけははっきりしています。

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<編集後記>

今朝目覚めてリビングに行ったら
部屋の中が荒らされていまして。

泥棒???

と思いましたが、
散らかっているのは

「猫の砂」と「切り餅」
でした。

夜中の内に次男と次女(共に猫)が
ビニール袋をかみちぎったようです。

今までビニールは置いておいても大丈夫でしたが、
これからはダメそうなので、
引き出しの中にしまいました。

今日もいい一日をお過ごしください!

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