新大阪駅のホームで
帰りの新幹線を待っていた時のこと。
新大阪どまりの回送電車が
反対ホームに入ってきました。
そのときの回送電車の到着を知らせる
(声だけ聴くと30代くらいに聞こえる)
駅員さんの構内放送を聞いて
一瞬、耳を疑うとともに、
直後に、妙に感心して面白くなってしまいました。
言いたいことは、
「This train is out of service」
だと思うのですが、
その駅員さんがしたアナウンスは・・・。
「ぢす とれいん いず あうと おぶ さぁ~びす」
どう表現していいか表現に困りますが、
昭和を感じさせるような
コテコテの日本語英語でして(笑)。
・・・
飛行機に乗ると国内線でも
CAさんが、例え上手ではなくても
たぶん英語教室とか通いながら
「一生懸命練習しているんだろうなぁ」
と感じさせる英語でよく案内していますよね。
ところが
その新幹線の駅員さんは、
一切努力の跡が見えない(笑)
CAさんのそれとは真逆の
一切外国人さんには通じそうにない英語で
はばかることもなく
何度も何度も連呼するものですから、
その自信満々のキモの座り加減が
面白くて仕方なくなって
ちょっと吹き出してしまいました。
4日間の出張の疲れがその笑いで
ちょっと吹き飛びましたね(笑)。
大阪おそるべしです!
・・・
「上手にできなかったらハズカシイ」
と思って、
行動を躊躇してしまうことってありますよね。
あるいは新しく習い事をはじめたりしても
「上手になったらみんなに発表しよう」
と思うこともあるでしょう。
本当はそれよりも、
先に発表して言い訳できないよう
背水の陣を引いて自分を追い込んだほうが
より早く上達できたりするわけです。
「上手でないからこそ、先に始めたほうがより早く上達する」
面があります。
でもその駅員さんの
アナウンスを聞いて思ったのは、
「この人、たぶん一生上達はしないだろうな」
と、初めて聞いた人間が思えるほど、
向上心を感じないわけです(笑)。
でもそれが悪いかといえばそうではないかなと。
英語としては問題があっても、
心の健全度で言えば最高な気がします。
英語のレベルで言えば、
その駅員さんより上手な人は
世の中にたくさんいるでしょう。
もしかしたら、
20年以上英語をほっぱらかしにしている
私のほうがもうちょっとましな
発音ができるかもしれません。
でも、
「英語力の低さを気にしている度合い」
でみれば、
たぶんその駅員さんのほうが、
できないことを気にしていないわけです。
その駅員さんよりも英語を上手に話せないことで
ストレスを抱えている人は多いでしょう。
業務ですから英語力が高ければ
それはそれで素晴らしいことではあります。
でも、
変なストレスを抱えながらいるよりは
気にしないことでストレスを抱えていない人のほうが
より前向きに仕事ができる人ともいえます。
問題なのは、
「英語が上手に話せないことではなく、英語が上手に話せいないことを気にしていること」
なんだなと、
駅員さんの潔よさから感じたのでありました。
・・・
いかがでしょうか?
これをお読みいただいているあなたは、
「足りないものを穴埋めしたら、自信がつく」
と思っていませんか?
自信は何かを満たしたから必ずしも
持てるというものではなく、
できないことを受け入れることでも
持つことができるんですね。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「マイナスをなくす人生に幸せは来ない」
あってもなくても、
「これでよし!」
といってしまえばそれでおしまい。
これも問題解決の一つの方法です。
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