聴くことと話すことは同じ

「話すのが苦手なんです」

そういって講座に来る方は
少なくありません。

でも、残念なことに、
話下手な人は、聴き下手でもあります。

その理由は「主訴」にあります。

主訴とは何か?

「要するに何を言わんとしているのか?」

話全体に通じる骨格です。

人間も頭のてっぺんから、
お尻まで、背骨がすっと通っていますね。

脇腹の骨も指の骨もありますが、
それらはなくてもどうにか
生きることはでます。

でも、背骨なしでは
生きることはできません。

背骨から全身に神経が
張り巡らされていて、
栄養が運ばれているからです。

木でたとえるなら、太い幹の部分です。

枝葉は多少なくても木は生きられますが、
幹がなければ生きることはできません。
(・・・というか、木の形になりませんね)

全体の中心にある最も大切なもの。

それが主訴です。

会話でも主訴が大事です。

基本的に会話の質は、この主訴を
どのように伝えるか(伝わるか)
で決まります。

相手の話の中から主訴を理解し、
関わることもできれば、聴き上手。

自分の伝えたい主訴を、
相手が受け取りやすいように
ちゃんと伝えられば、話し上手。

話すことと聞くことの違いは、主訴を
アウトプットするか?
インプットするか?
の違いだけです。

話すのが苦手な人というのは、
自分の伝えたい主訴が
あいまいだったりします。

自分が伝えたいこと、
伝えたい方法がわからなければ、
話すのが苦手になるのは当然ですね。

それはつまり、
自分自身について主訴が
よくわかっていないということです。

自分の中にある主訴さえも、
聴き取るの苦手であれば、
別の誰かの主訴を聴きとるのは
さらに困難になります。

そんな人におすすめなのは、
まず自分の心の主訴を
言語化しようとすることです。

それが「聴く」練習になります。

自分の気持ちをクリアに理解できれば、
人の気持ちもまた、クリアに
理解しやすくなるというわけです。

人の気持ちをよくわかりたいなら、
自分の気持ちを表現してみる。

よかったらやってみてください。

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