「卵と玉子」の違いは、卵が調理前のもので、玉子が調理後のものなのだそうです。
なので、玉子焼きはあっても、卵焼きはないというわけです。
話は変わりますが、ポケモンGOを知っていいますか?
賛否両論分かれるスマホゲームですが、私は今だにしています(笑)
いまさらと思うかも知れませんが、ときどき品川駅前なんか見てください。
いい年頃のサラリーマンやOLが、イベントの時にはいまだに何百人と集まっています。
廃れたといっても、もともとのパイが大きいので、大ヒットであることは疑いようがありません。
元来あまりゲームに興味がない私が、なぜポケモンGOを始めたのか?
そもそもの理由は、マーケティングでした。
「大ヒットするビジネスには、必ず理由があるはず!」ということで、「なぜハマるのか?」分析目的で始めました。
過去には成功しているモノの見本として、ジャパネットたかたのCMや、しくじり先生という人気のテレビ番組の話法の分析などしたことがあります。
人はなぜ、ポケモンGOにはまり、ポケモンGOはどのように利益を出すのか?
その仕組みを知るためには、自らハマってみるのが一番早かったわけです。
そして出た結論。
ポケモンGOにハマり、ポケモンGOが儲かる仕組みがわかりました。
その秘密とは・・・。
「玉子ではなく、卵である!」
と(笑)。
・・・
(ちょっとゲームの仕組みを話さないとわからないので、興味ある方は続けてお読みください)
そもそも、ポケモンGOとは、歩いてポケモンを捕まえたり、歩いた距離により卵を孵化させて、ポケモンを集めて楽しむゲームです。
また、卵が「孵化」すると、強いポケモンが生まれます。
ゲームをする人は、みんな強いポケモン欲しいのです。
そして、卵の孵化には「孵化装置」という道具が必要です。
はじめに無限に使える孵化そうち一個もらますが、たくさんいいポケモンを欲しければ、追加で有料の孵化装置を買わなければなりません。
また、持てる卵の数は12個と決まっています。
そして、ここからが大きなポイントの一つなのですが、「一度手に入れた卵は自分では捨てられない」のです。
孵化させないと卵はいかなる方法でもなくせません。
なので、いいポケモンがたくさん欲しい人は、早くたくさん卵を孵化させて、次の卵を早く手に入れたいのです。
孵化装置には「ランク」があり、より高価な孵化装置ほど、効率的には早く卵を孵化させることができます。
他にもゲームで使う有料のアイテムはありますが、この卵こそがポケモンGOにはまる理由であり、つい有料課金してしまうポイントであることを突き止めました!(?)。
整理すると・・・、
1.みんな卵から生まれる強いポケモンが欲しい
2.卵が持てる数が限られている
3.卵は捨てることはできず孵化させないと減らない
4.孵化装置は一個だけ無限に使えて無料
5.追加の孵化装置は有料
特にこれが一番の罠だなと思うのが、4番の「孵化装置は一個だけ無限に使えて無料」です。
これがあることで、無料で使える孵化装置があることで、孵化させるという行為をユーザーに覚えさせ、楽しませ、依存させる役割があります。
そしてユーザー(私?)はついつい、追加の孵化装置を買ってしまうのです。
「ポケモンGO、それは卵に支配されたゲーム」といえます。(笑)
ポケモンというブランド力は強力ですが、それがなくても、ビジネスモデルは、部分的にでも自分のビジネスにも役に立てることができますね。
ビジネスにも表だけでなく裏の仕組みもあるのですが、まずは表に見えているまのを分析し、見つけたポイントをマネしてみることから始めてみるといいでしょう。
・・・
上手に人に何かを教えるための仕組みも理屈は同じです。
正しい情報を与え、必要性を訴えて、ただ頑張るように励ますだけなら、教育にはなりません。
自然とよき行動をとりたくなるよう、脳を仕向けて行くことが大切です。
傾聴も同じです。
(記憶も、学習も、ダイエットも)
自然と聞きたくなる自分を作ると、そこに
「頑張れ!」
「努力しろ!」
「我慢しろ!」
という言葉は不要です。
もはや、本人の中で、何について頑張るか明確になっていて、人から言われなくてもやる。
あるいは、人から止められてもやりたくなっているはずです。
ビジネスで成功するのも、教育に成功するのも、自然とそうしたくなるポイントを探し、そこにアプローチするという手法は同じです。
無理して、頑張ってゲームをする人はいません。
やりたくて仕方ない脳づくりを学ぶのに、ゲームというのはとても参考になる教材であります。
ちなみに私(岩松)は、玉子焼きも大好きですし、生の卵をそのまま2,3個まとめて食べるのも好きです(笑)。
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