私は大変?

いつもありがとうございます。

ちょっとしたトラブルもすぐ大変と感じる繊細な、岩松正史です。

・・・

相手の気持ちがよくわかるとは?

先日、知り合いに会った時に

「ご家族の皆さんお元気ですか?」

と尋ねたら、

「トラブルだらけです」

と答えが返ってきました。

そこで、

「それは大変ですね・・・」と伝えたら、

こんな答えが返ってきました。

 ・
 ・
 ・

「私、大変ですか???」。

「あまり真剣に悩んでいないのが、悩みです」と(笑)。

はたから見たら大変そうに
思える他人ごとってありますよね。

・お金の問題
・体調のこと
・親せきとのしがらみ
・ママ友同士の付き合い
・PTAの話し合い
・マンションの管理組合
・仕事のこと
・子供の生活・・・

家族中がトラブルだらけと聞いたら、
大変そうだな・・・と思ったから

私も「大変そうですね」という
コメントが出たわけです。

ところが、

トラブルという出来事があるからといて
必ずしも大変とは限らないわけです。

「相手の気持ちがよく分かる」というのは、
こちらが大変そうだと感じたときに

「大変そうですね」

という言葉かけをすることではありません。

「大変ですね」は、相手の気持ちではなくて
「自分の気持ち」です。

では、相手の気持ちをわかるには
どうしたらいいのでしょうか?

大変そうだと感じている自分は自分として感じつ、
自分の気持ちは横に置いておいて

大変と相手が感じているかどうか?
相手に確認をとることです。

そのときも「大変」というワードに
とらわれているのは自分だけなので、

自分の世界に誘導して引き寄せないように、
ニュートラルで、オープンで、
自由に答えられる接し方をするといいでしょう。

たとえばその一つが、
「そうなんですね」と相手の気持ちに
あわせて受け止める深い「あいづち」。

2つめが、
「トラブル『ばかり』なんですね」と、
個人的な感覚の表現にフォーカスして
そのまま「くり返す」。

3つ目が、
「トラブル続きとはと、大変そうに思ったのですが、ご自身としてはいかがでしょうか?」

と、こちらが感じたことを
「私メッセージ」として付け加えて伝える質問です。

どの応答がいい悪いではなく、
どれでもしっかりと自分と相手に
誠実に伝えられれば、どれでもいいでしょう。

相手の気持ちをちゃんとわかりたい方は、
よかったら試してみてください。

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