人の中に自分を見る

いつもありがとうございます。
頭の中が牛タンでいっぱいの、岩松正史です。

・・・

電車に乗っていた。

眠くてうとうとしているのに
なんだか近くがにぎやか。

うっすら目を開けると
目の前に男性3人組がいた。

にぎやかさの原因はその中の一人だけが
通勤電車のテンションとは合わない
ハイテンションでベラベラ
しゃべっているからだった。

・外国にはしょっちゅう行って慣れている・・・
・LCC(格安航空機)がなんだ・・・
・なんとかストリートがどうだ・・・
・外国の街のお店がどうだ・・・
・飛行機の座席シートがどうだ・・・

とか。

海外旅行について
しゃべりまくっている。

残りの2人の友人は落ち着いている。

しゃべりまくっている
男性の服装を見ると、

髪の毛はきのう散髪したばかりかと
いうくらいさっぱり整っている。

洋服は薄い水色と緑の
アロハシャツ。

足は通勤電車には
似合わないビーチサンダル。

背負われたアメリカ国旗柄の
ナップザックからは

海外旅行に慣れているというわりに、
ここぞとばかりの妙な
気合が伝わってくる気がした。

そして、

その興奮気味に友人たちとの
温度差に気づくこともなく
ベラベラ喋りまくる姿に
少しイラっとした。

でもイラっとした理由はすぐに分かった。

小学生時代の修学旅行は、
親戚がいる鎌倉だった。

鎌倉に遊びに行ったことがある私は、
道中のバスの中で
クラスメイトに頼まれてもいないのに、

得意げに自分の知識を
ベラベラ喋りまっていた。

妙に興奮してしまった自分があとから
馬鹿らしく思えて恥ずかしくなった。

その時の自分の姿と目の前にいる
男性が重なって見えたのだった。

私が気になったのは
目の前の男性ではなかった。

過去の恥ずかしい自分だった。

そのことに気がついたら、
さっきまでちょっと
イライラしていたのがなくなり

素直に「楽しそうでいいね!」と思えた。

私は東京駅で降りた。

その男性もまたペタペタ
ビーチサンダルを鳴らしながら降りた。

成田に行くのかな。

私は楽しい仕事に行きます。

これをお読みいただいているあなたは
他人の中に自分の中にもある
イヤな部分を見つけてしまい、
イラついた経験はありますか?

<お知らせ>
傾聴の資格が取得できる
再受講も可能な傾聴サポーター養成講座は
毎月開催しています。

7月大阪
8月東京
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうは1歳になる知人の赤ちゃんを
抱っこさせてもらう機会がありました。

2か月前は笑ってくれたのに、
今回は大泣きされまして(汗)

ママが大好きで、イヤイヤ期が
だいぶ始まっているそうです。

おじいちゃんおばあちゃんたちは
完全にアウトだそうで。

孫に笑ってもらえずお気の毒でが
それも成長とともに変わってくるでしょうね。

1年間世話をしてもらうと
誰が一番大事な人なのか
赤ちゃんはちゃんとわかるんですね。

その後、ママの膝の上から
ずっとガン見されていまして(笑)

天使の熱視線にメロメロは一日でした。

今日もいい一日をお過ごしください!




logo1

■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

PAGE TOP