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いつもありがとうございます。

ライフワークがラーメンの、岩松正史です。

今日は相手を本当に理解するとはどういうことなのか
というお話です。

よかったら最後までお付き合いください。

・・・

事務所から歩いて徒歩2分の
ご近所に新しいラーメン屋ができた。

塩ラーメンが売りのお店。

ラーメン好きなので速攻で食べに行った。

まだできたばかりだけれど、
すでに噂がまたっているようで、人が並んでいる。

少しだけ並んで入ることができた。

出てきた塩ラーメンのスープは
ほぼ透明で見た目はあっさりして見える。

でも、

実際食べてみると、はっきりと
パンチの効いた塩ラーメンだった。

スープは魚介系なのか?
動物系なのか?
はたまた、合わせか?

今までに食べたことがない例えようのない、
でも、確かにおいしい塩ラーメンだった。

毎日食べたいとは思わないけれど、
ときどきだったらこれもありと思えた。

またラーメンの選択肢が増えて嬉しい。

いまままで塩ラーメンが食べたくなったら
隣の駅まで歩いていた。

隣の駅にも塩ラーメンが美味しい店があった。

そこの塩ラーメンのスープは貝を使っていた。

見かけは今回の塩ラーメンと
似ているけれど味がまったく違った。

でも

今回の塩ラーメン同様、毎日は食べたくないけれど、
ときどきはぜひ食べたいと思える味だった。

・・・

「醤油、味噌、塩、とんこつ、何系が好きですか？」

ラーメン好きと伝えるとときどきこんな質問を受ける。

悪気がないのはわかっている、
でも、この質問はとても失礼だと思う。

私に対してではなくラーメンに対して。

同じ塩ラーメンでも一店一店個性があり、
まったく別なものだから。

私の感覚では何系のラーメンが好きかと訊くのはまるで
同じ生き物だからということで

「人間とか、牛とか、カメとか、何系の生き物が好きですか？」

と質問されるのに似ている。

人間の中にも好きな人間と嫌いな人間がいるように、
塩ラーメンの中にも好きなものとそうでないものがある。

こんな風にして「聴き手」がわかりやすい
カテゴリーにくくられて聴かれると、
なんと気持ちが悪いことだろう。

どうせ聴いてくれるなら、
あなたを納得させるために話すのではなく、
私が感じている塩ラーメンと塩ラーメンの違いをわかって欲しい。

あなたには同じように見えるものでも、
きっと違いがあるはずだという視点で、
ささいな違いをわかるように聴いて欲しい。

それが本当に相手を分かろうとする聴き方、
つまり、傾聴だから。

傾聴しようと思うならあなたの常識に分類しようとするのではなく、
些細な違いこそ分かろうとして聴いて欲しい。

塩ラーメンと塩ラーメンは違う。

人間と人間は違う。

＜＜編集後記＞＞

きのうから水道橋で春と秋年2回の
講師養成講座を開催中です。

安いことをいいとに、
最近ビジネスホテル住まいが増えておりまして、
占有に引き続き今回も泊っております。

出張もしていないのに
９月だけで都内に６泊(笑)

贅沢に感じる部分もありつつ、
自宅と会場の往復には、2時間強。

どうせ翌日も同じ場所に朝から来るだけなら
泊ったほうが楽ですね。

コロナ禍でホテルが安くなっているのが
正常な状態とは思いません。

でも一泊３０００円くらいですから
毎日泊っても１０万円くらい。

敷金とか光熱費払って都内で賃貸するより
ホテルに泊まったほうが安あがりであります。

コロナ騒動は早く落ち着いて欲しいと思いますが、
ビジネスホテルの安さはつづいて欲しい。

そんな矛盾する希望を抱きながら、
今日も講師養成講座で聴くことが楽になる傾聴の
新しい伝道師を増やしに行ってきます！

今日もいい一日をお過ごし下さい！

■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→　諸富祥彦の傾聴のねっこ（動画）