しっかりした傾聴力が身につく5ステップ(3)

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いつもありがとうございます。
猫にスープをさらわれた、岩松正史です。

傾聴を上手にするために、
大きく2つのポイントがあります。

ひとつは、
追体験しながら聴くこと。

もうひとつは、
気持ちにズレずに関わることです。

今回は、私が傾聴をお伝えするときに
推奨している練習方法を、
具体的なステップでご紹介します。

この練習法は個人的な好みだけで
勝手に組み立てたものではありません。

ロジャーズやジェンドリンやメアンズなど、
来談者中心療法・体験過程療法の考え方に照らしながら、
学術的な裏づけをもって整理している方法です。

順番通りに練習することで
聴く土台がしっかり固まって
しっかり傾聴出来るようになります。

【STEP1 完全なオウム返し】
そのまま言い換えずに正確に繰り返せようにする
(目安:2週間~出来るようになるまで)

【STEP2 気持ちの繊細なくり返し】
STEP1の中から気持ちの表現を聞き分け、
その曖昧さを変えずに自然に返せるようにする
(目安:3か月~出来るようになるまで)

【STEP3 気持ち全体の映し返し】
複雑な気持ちのパーツと、その関係まで
花いての感じにズレずに全体として返せるようにする
(目安:6か月~出来るようになるまで)

【STEP4 感じられている意味の共有】
言葉の奥に感じられる意味を、
理解の試みで確認・週背しながら共有できるようにする
(目安:1年~出来るようになるまで)

そして、その先に、

【STEP5 新しい気づきが生まれる】
二人のやりとりから、それまでになかった理解が立ち上がる

ということが起きることがあります。

(STEP1~2)
(STEP3~4)

につづき、STEP2です

【STEP4 感じられている意味の共有】

STEP4では、相手が実際に口にした言葉だけではなく、
その言葉全体から感じられる意味に触れていきます。

ジェンドリンは、クライエントが
自分の内側にある感覚と、
いま出てきた言葉が本当に合っているのかを
確かめていくことを非常に重視しました。

聞き手の応答も同じです。

最初から正解を当てる必要はありません。

相手が自分の内側と照合して、

「そこは少し違う」
「そう、それに近い」

と修正していけばいいのです。

ですから、これは「深読み」ではありません。

相手の話を追体験しながら聴いていると、

「この人の心は、もしかするとこんなことを
 表現したがっているのではないか」

と、聞き手の中に何かが感じられることがあります。

そのとき、

「ずっとお話をうかがっていると、
 ○○という感じもあるように聞こえたのですが、どうでしょう」

というように、「理解の試み」として確認します。

大切なのは、

当てようとしないこと。
決めつけないこと。

こちらの理解も、あくまで
仮の表現として差し出すことです。

違えば修正してもらいます。

勝手な言い換えと、追体験から感じ取った
エッセンスの違いがわからないうちは、
むやみに使わないことも大切です。

【STEP5 新しい気づきが生まれる】

STEP1からSTEP4までを丁寧に繰り返していると、
ときどき不思議なことが起きます。

相手が最初から持っていた答えでもない。

聞き手が考えていた答えでもない。

AとBを足して2で割ったものでもない。

二人のやりとりの中から、
まったく新しい「C」のような理解が
立ち上がってくることがあります。

ジェンドリンの体験過程の考え方でも、
いま感じられているものに丁寧に触れ、

それに合う言葉を確かめていくことで、
それまでにはなかった次の意味や感覚が
生まれてくることが重視されています。

これは聞き手が「いい答え」を作ることではありません。

「新しい答えを出してあげよう」
「深いことを言ってあげよう」

と思った瞬間に、
むしろ傾聴から離れてしまいます。

STEP5は、積極的に身につける技術というより、
STEP4までの共感のプロセスを丁寧に続けていると、
自然に起きることがある現象

くらいに考えておくのがよいと思います。

ですから、

傾聴の練習として意識的に目指すのは、
まずSTEP4までです。

完全なオウム返しができる。

気持ちを繊細に聞き分けられる。

複雑な気持ちを、複雑なまま全体として映し返せる。

そして、感じられている意味を、
決めつけずに確認できる。

いきなり深い応答をしようとする必要はありません。

むしろ、

ジェンドリンが強調したように、
まず相手が実際に表現しているものを細かく、
正確に聴くところから始まります。

高度な技術を急いで使うより、
こうした土台を一つずつ丁寧に積み重ねていくこと。

傾聴力の差は、派手なテクニックよりも、
こうした基本の積み重ねに現れます。

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<編集後記>

むね肉を煮まして。

それは、それで食べたのですが、
うまみが出た煮汁を捨てるのは
もったいないので、

ネギを入れ、味を調えて
中華風スープにしまして
置いておきました。

しばらくリビングでくつろいでいたら

「ペチャ、ペチャ」

とキッチンの方から音がしまして。

見ると、メス猫のクコが
鍋の中のスープを飲んでいました。

フタを忘れてたのが致命的でした。

せっかく作ったスープですが
飲めないまま捨てました。

残念。

今日もいい一日をお過ごしください!

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